小学校は地元、中高だけは都電で白山あたりに通ったモノの
神田から30分以内。
大学に至っては、昔駿河台にあったC大学で
家から下駄で通った事を自慢していた。
あっしも、小中高と山手線に乗るモノの
30分以内で通える範囲だったが、
大学だけは１時間30分。
当初はホンに辛かった。
そん時ウチから近い大学はどこか考えた。
当時あったか知らんけど、
現在は区内唯一の大学
首都大学東京荒川キャンパス。
昔は、都立医療短大って言ってた。
あったとしても畑違いだ。
ホンに一番近い学校は、ここ東京大学。
開成学園もそうだが、一番近くて一番遠い。
まぁ憧れは全く無いけどね。
安田講堂を目の当たりにして
あっしもインターナショナルを歌いたくなった。
落城寸前に、彼等はそれを歌ったそうだ。
確か、天安門事件の時も最後まで広場を占拠していた学生は
この曲を歌っていたと聞く。その後銃撃を受けたそうだ。
学生はもうダメな時、
最後にこれを歌うのが世界共通なのか？
我がチームの六甲おろしみたいだ（笑）。
右翼の人は何を歌うのだろう。
万歳だけか？
安田講堂を後にしてもう一つの目的地に向う。
隣にある三四郎池。
本来は、育徳園心字池と言うそうだが、
夏目漱石の三四郎に登場してからは
三四郎池と呼ばれる。
鬱蒼とした林に囲まれ、
石段を下りて行く。
暗く、石段も整備されてないせいか歩きづらい。
ましてやRUN用のサングラスをかけているもんだから
分かりづらく2度ほどコケそうになった。
汚そうな池に見えるも
錦鯉たちが鮮やかに泳ぐ。
鯉たちを見ていると、カメがやって来て
あっしが立っている石に上がろうとする。
こりゃ間違いなくエサをねだっている。
人懐っこいのはイイが誰かが放したな。
アカミミガメっぽいから外来種。
それもコイツだけでなく何匹もいる。生態系が・・・
カメに何もエサがない事を告げ、池もあとに。
反対側と思われる階段を登り、医学部付属病院を目指す。
本当に見舞いに行くわけじゃないが、
そこの近くの竜岡門から外に出る予定。
そして昔さだまさし（グレープ）が歌った
「無縁坂」を下りて行くつもりだ。
確かこっちの方だと走るものの、病院が見あたらない。
迷いながら走れば、門があった。
ここじゃないけど・・・
気温は恐らく３０度はありそうで、もうバテバテ
ここから出よう。
それこそ、このままだと病院に用が出来てしまう。
あとから調べるとそこは弥生門。
竜岡門にしては反対方向。
だいぶイメージと違った方から出てしまった。
よくよく調べると池の反対側から出たつもりだが、
どうやら池自体はもっと大きく、端っこでは無かったようだ。
お陰で方向が狂ってしまった。
東大は分かっていたけどかなりデカイ。
昔は加賀藩の下屋敷と聞く。
前田家の人は迷わなかったのだろうか？
♪ 忍、しのばず～、無縁坂～
は、また今度。
（つづく）
