帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

親譲りの・・・

『親譲りの無鉄砲さで
 子供の頃から損ばかりしている。』

夏目漱石「坊ちゃん」の冒頭部分だが、
あっしも江戸っ子ではあり無鉄砲さも多少はあるが
小説の坊ちゃんほどの無鉄砲さはない。
その無鉄砲さはともかく、
親譲りが今回のテーマ。

先週、中2の下の子がいきなり
「ベースやりたい」と言い出した。
なんでも、仲のいい友達らで高校に行ったら
バンドを組もうという計画が立ち上がったらしい。
ウチの子の担当はベースらしく、
何でギターじゃないのか聞けば
ギターを持ってる担当もいるし、
本人もベースをやりたいとの事。
昨年、中学の吹部に入った時に「バンドとかやれば?」と、
吹部の延長線としてちょと言った事があるが
その時は意に介さなかった。

以前の当ブログに書いた事もあるが
あっしは、その小指の短さからギターのコードを
押さえる事が出来ず断念。
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上の子もそのDNAを受け継ぎギターは諦めている。
ところが下の子は健常者(笑)の小指をしているせいもあって
バンドを薦めたわけだが、
もちろんギターを前提とした話。
上の子は同じ吹部でも
テナーサックスにバリトンサックスという
人生の裏街道的な楽器を選択していた。
この下の子に限っては未経験ながら
吹部の花形トランペットをやってメロディラインを
堂々と演奏している。
それがなんでベース?
納得がいかないあっしはしつこく「どうして?」

「弦が4本だし、ギターのようにコードがあるわけじゃないから」
(ギターは6本で大変だという事らしい)

「 トランペットのようにメロディやりたくないのか?」

「ベースの音がカッコイイ」

本人はやる気満々で教則本を読みまくってる。
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宇宙一って・・・

「お前は、動物にアニメにジャニーズに・・・
 飽きっぽいんじゃないのか?」

「動物もアニメも飽きてないし、止めてない、
 多趣味って呼んで」

よくよく聞けば、アニメ「けいおん」の影響らしいから
まぁ趣味のリンクってところか。

あっしも自他共に認める多趣味だ。
小指の短さは継いでないが
多趣味はしっかりと遺伝してしまったようだ。
先週もその余波で新大久保やお茶ノ水の楽器屋行脚。
店の人から色々とあっしにとっては異文化の知識をいただく。
ギター(ベース)といえば「フェンダー」。
やはりそれは高い。
「中古でもいい」と本人は言い、
5,000円のがあった、なんて結構楽器屋に通ってる。
しかし、当たり前の話だがあんまり安いのは
ダメダメらしい。
確かトランペットを買ったのも1年前・・・


親譲りの趣味の多さで 父親は損ばかりしている