帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

落語3題・2 続々『「の・ようなもの」のようなもの』のようなもの

シリーズで続けて書くつもりが、
余計なニュースに足をすくわれた。
あらためまして続きを書く。

ちょっと前にも書いたとおり、
先週から「の・ようなもの のようなもの」の
ロードショーが始まった。
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宣言した初日16日の土曜日は、
いろいろと用が重なってしまい行かれなかった。
舞台挨拶で、
新婚北川景子の祝福されるニュースがあったが、
肝心の映画がニュースにならないのは寂しい。
翌日曜日に早速見に行った。
正直、大作ではないから
どこの映画館(シネコン)でもやってるわけではない。
時間と場所が合ったのは、銀座の東映
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午後の回へ行ってきた。
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正確には丸の内TOEI②で、地下の小屋だ。
①というか、上の階は何回か来た事はあるが
地下は初めて入る。
入って映画を見たのはいいが、ちょっと後悔。
なぜなら、恐らく脇を通っている丸ノ内線
通過する音が、気にならない程度によ~く聞こえるw
ちょっと閉口した。

それはともかく、内容は・・・
スッゴイ良かった。
ベタの展開ではあったけど、
ちょっと感動してしまったほどだ。
こういっては何だが、期待はしていたものの
35年を経て続編って言うのも間が空きすぎだし、
続編ってやっぱり・・・というところはあると思うから
まぁどんな作品でも
とりあえず見てやろうと言う気持ちで見に行った。
逆にいい意味で裏切ってくれた。

故森田監督はこの続編の構想はあったらしく、
しかも、松山ケンイチ北川景子で撮ると
本人達にも言ったその数日後に他界したそうだ。
さぞ驚いただろう。
しかし、こうして現実に作品が仕上がったんだから
ホンによかった。
脇を固めるのも、チョイ役ながら大物が顔を覗かせる。
例えば、鈴木京香
森田作品の「39刑法第三十九条」に出演。
間宮兄弟」の佐々木蔵之介、ドランクドラゴンの塚地。
家族ゲーム」の宮川一郎太。
他にも森田作品に縁のある方々が多数出演。
これは正真正銘、森田ファミリーの作品だ。
きっと監督も喜んでいる事だろう。
森田さんの人望がわかるようだ。
ケンイチも「僕達急行A列車で行こう」で主演して
今回の作品も鉄ッぷりをにおわせていた。

人ばかりではなく、ロケもウチの近所の谷中が舞台。
有名なヒマラヤ杉や根津神社脇、
あの富士見坂のシーンも出てくるし、
ちょっとネタバレってほどでもないが、
日暮里から上野に続く寺町の道を
北川が着物姿で全力疾走するシーンはカッコよかったね~

一つだけ心残りは
何でもいいが道中づけが出てくると勝手に期待していた。
それがなかったのは残念だった。
だけど、伊藤克信演じる志ん魚が黄金餅をかけ、
下手な道中づけを語ってくれた。
下谷の山崎町をでましてぇ・・・」
あ、ネタバレだった(スミマセン)
でも、ラストのエンドロールは
前作と同じ主題歌のシーユーアゲイン雰囲気。
いいねぇ~。
落語や前作を知らないとちょっと辛いかもしれないが
ちょっと懐かしく、ちょっと楽しませてくれた。
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(つづく)