脚は騙し騙しながらなんとか保ってくれている。
たま～にだがピクピクするが
何とか走れている。
メールを見ると日本橋を右折した先
コレドの先にいるそうだ。
いつも思うんだが、日本橋を渡らせてくれないかなぁ。
東京、江戸と言えば日本橋。
道路元票がある日本橋を通さないのは
東京マラソンとしては不十分だろう。
姉に会い、またペットボトルの水をもらう。
今度は新日本橋あたりという。
浅草には行かないのね。
まぁ、浅草は見るところ狭いし
ランナーとギャラリーの距離が遠い。
上の姉が姪っ子と浅草で待っていると告げられる。
こりゃ見つけるのが大変だ。
下の姉と別れると
そのすぐあと昭和通りに前回もここでお会いした
これまた職場の同僚に応援を受ける。
去年と同じ配偶者さんと一緒だ。
ゼリー飲料をもらって
配偶者さんにハグしたら同僚に頭を叩かれた（笑）。
早く行け！と言われて先を急ぐ。
ありがとうございました。
(何に礼を言ってるのか（笑）？)
茅場町を左折し、水天宮へ向かう。
オフィス街ながらいつも結構なギャラリー。
見やすいのとすぐに日本橋、銀座、水天宮と
見るところも豊富なせいだろうか。
応援もこの通りいろいろやってる。
あっしも一緒に写真を撮れば良かった。
右に水天宮の新社殿が見えてきた。
後日、新聞にも載ってたが
もうすぐ、今の明治座隣にある仮宮から遷宮をするらしい。
見るに木造でピカピカだけど、
木造ってのは確か消防法では問題があり、
木造に見せかけているだけなのか？、
それとも、湯島天神のようにスプリンクラー付きなのか？
どっちかだと思う。
左折して新大橋通りに入る。
ここら辺も明治座以外は無機質だ。
そんな中でもボラさん達の応援は
今日の気温のように温かい。
メッセージ定番の「気のせい」ボード。
あっしの母校の近く浅草橋に近づいてきた。
この辺は道も広い江戸通りのせいか
中央分離帯も芝があったりして余裕がある。
そんなところをランナーは見逃さず、
みんな乗り上げて脚を伸ばしたり休憩スペースと化す。
野戦病院状態。
駅に近づくと、んッ！
見た顔が、、、
上の姉と姪っ子だ～！
「浅草じゃなかったの？」
「浅草橋って送ったでしょ」
後で調べるもメールは来てなかった。
でも良かった、結構奇跡に近かったと思う。
これまた飲み物をもらって浅草に向かう。
江戸通りは結構な大通りだが、
浜町辺りから浅草までは何にもない。
ここも繰り返しになるが無機質エリア。
コースの中でも地味～なエリア。
それに加えて前回、前々回とふくらはぎの痙攣に苦しめられ、
この道は辛い記憶しかない。
しかし、今回は違う。
陽気がイイせいか、ギャラリーが多い。
殊の外多く、声援が絶え間ない。
脚もふくらはぎが沈黙はしないまでも、
ゆっくりRUNのおかげで、
おとなしくしているようで、なんとか走れている。
正直に言えば、楽しい！
これぞ東京マラソンだ！
そんなこんなで、駒形橋まで来ると
あっしの前にはさっき田町付近にいたおそ松さん夫婦。
スカイツリーをバックに写真を撮っているので、
ここぞとばかりに声をかける。
「スミマセン、写真撮ってイイですか？」
と、言うと、嫁さんのほうがあっしのカメラを取ろうとする。
あっしをツリーをバックに写真を撮って欲しいと思ったらしい。
すかさず、
「あ～、違います。これ(松パーカー)が面白いんで撮ってイイですか？」
と、切り替えして撮ったのがこれ。
ありがとうございました。
旦那は十四松推し、嫁は一松推しらしい。
「タイト～ルは？」と、突っ込みを入れたけど
「おそま～つさ～～ん」とは返って来なかった。
ノリの悪い夫婦だ（笑）。
さあ、ヲタ夫婦をやり過ごし、
東京マラソン最北端の折り返し浅草があっしを迎え入れる。
(つづく)
