いけちんを探せ！なぜ人は走るのか？
東京マラソンの中継を見た人は
なぜ、こんなに多くの人が走るのか？
と思った人もいるはずだ。
その答えを出せる人は少ない。
いつも言う事だが、あっしの昔を知る者は
フルマラソンを３回も走るなんて
想像もつかない事だろう。
運動なんて神田の近所の友達と小学生の頃
土手で野球をやったくらいだ。
それだって９人もいやしない。
ただの球遊びだ。野球は見る方に徹し
落語や、映画演劇の文化系で通ってきた。
それでも、これも繰り返しになるが
病気（糖尿）かな？と思える症状があり、
あわてて走り始めたのがきっかけ。
結局病気ではなかったけど、走り続け
フルまで走るなんて思いもつかなかった。
「東京マラソン走ります」というと、
得てして「何でそんな苦しい事を・・・」と絶句される。
同じ事を昔陸上をやっていた人に聞いた事がある。
彼が言うには「何でだろう？」
まさに今のあっしと同じだ。
達成感も否定はしないが、それじゃないんだ。
３回走ってもその答えは出ない。
このシリーズのブログを書いてきて、
途中、ちょっとした変化があった。
「もう最後のマラソン、もう走らない」
と、言い続けていた。
が、途中からその言動は控えてきた。
その気持ちはまだあるにはあるが、
それを覆そうとする出来事が・・・
３月２９日、東京マラソン財団からコースの変更（案）が発表された。
舛添知事によると、
ベルリンマラソンのゴールはブランデンブルグ門。
それに倣い、これぞ東京と言えるフィニッシュ地点を
という事らしい。
確かに、ビッグサイトじゃ殺風景な海っ淵だ。
それを東京駅丸の内側の行幸通りをフィニッシュとするらしい。
それに伴い、コースも変更され
何と、何と、あっしの生まれ育った神田須田町
家（店）の前、金●堂の前を通るではないか。
靖国通りを神保町からやって来て、
須田町交差点を右折、中央通りに入って
その先、あっしの悲願でもあった日本橋を渡る！
麒麟の翼に会える！
いやぁこれだけでも価値がある。
丁度10㎞付近。
まだあっしも元気に走っている事だろう。
それに、「魔の佃大橋」もない。
基本フラットなコースになっている。
門前仲町の方はあまりこれといったランドマークもなく
ちょっと飽きそうではあるが、
走りたい・・・（笑）。
しかし、このコース変更で一番気になったのは
フィニッシュ地点の東京駅はイイが、
荷物の受け取りや着替えなどはどうすればいいのか？
近くの東京国際フォーラムを使うのか？
いずれにせよビッグサイトのようなだだっ広い
施設が思いつかない。
などと考えていたら、今回のマラソンを終え、
いつもの事だが記録証がやって来る１カ月後くらいに
メールでアンケートもやって来る。
そこにはコース変更の内容も少しあった。
Ｑ．フィニッシュ地点からバス等でスタート地点に
荷物の受け取りに戻る事はどうですか？
正確な文言は忘れたがこんな内容の質問だった。
正直冗談じゃない。
はとバスには乗りたくない（笑）。
と言うより、フルマラソンを走り終えての移動って・・・
そりゃ無いよ。
３万６千人の大移動。何台はとバスがあればいい？
大体、道路を長時間封鎖しているんだから、
渋滞は逃れられない。
バスの費用等を考えると出場料金も上がるに決まってる。
ゴールの見栄えだけでやる事か？
う～むでも走りたい・・・
４度目の「都庁でお会いしましょう！」ってなるんか？
（このシリーズ終わり）
