帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

落語はどこへ、、、

このゴールデンウイークに
いくつか銭湯に行ったんだけど、
日暮里駅近くの銭湯で
フロントに落語のチケットが置いてあった。
立川談幸独演会。
町屋のホールでやるらしい。
招待券とあるのでロハみたいだが
とりあえずもらっておいた。
日付は5月21日の土曜日。
ちょうど勤めは休みだ。
当日になってやる事もないので行ってみた。
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独演会って言うからには3席くらいはやるんかな
と思っていたけど、
ご覧のように当人は2席。
まぁいいけど独演会自体以前だれのか忘れちゃったけど
こんなモンだったか?
立川流の方々だけにまぁ聞き応えはある。
いや、今は立川流を離れ
芸術協会へ談幸さんは移籍したそうだ。
幸之進、吉幸の弟子も同時に移籍。
かわいそうに吉幸さんは立川流で二つ目だったが
どーゆーわけか芸術協会では認められなかったのか
約1年二つ目はお預けになっていて
ようやくこの4月に二度目の二つ目に昇進した。
本人も言っていたが、
恐らく二度二つ目になるのは史上初だろう。
しかし、立川流という結構厳しめな中でやってきた二つ目を
1年間前座修行させるなんざ芸協も器が小さい。
2年半ほど前に立川流の日暮里寄席で吉幸さんの
落語を見たけど(試し酒だった)、結構な出来だった。
それを前座なんぞにする何てね・・・
協会の二つ目でどうしようもなく下手なのはいくらもいるのに。
たしか円楽一門の芸協加入の話もあったけど
歌丸小遊三笑点メンバーの
二人だけの賛成のみで否決されたと聞く。
どこまで底意地の悪い協会だろうか。

肝心の談幸さんはまぁ流暢なしゃべり方だった?人らしいが、
語尾の方がよくわからない滑舌。
全体的にはなかなかのモンだったけど
62歳にしちゃちょっと老け込み過ぎのような気がする。
トリの愛宕山もプログラムに書いてあるように
体力的にもう難しい様なことを言ってるが
そんな噺とは知らなかった。
もう少し頑張ってやって欲しい。

客はほぼ大入りでこれも落語ブームだろうか?
しかし、入る時にもぎりの半券を見るに
結構招待券の半券が目立っていた。
あっしと同じく銭湯かどこかで置いてあった
ロハ券で来た奴らとお見受けする。
結構なお歳の方が多かったけど、
落語を聞いてきた輩はどんだけいるんか?
証拠に、まぁあっしの席の近くでは
あっちこっちで演じているというのに
小声ながら来ていた人とぺちゃくちゃ話す。
最低のキンチャン(=お客)だ。
芸を生かすも殺すも客次第とあらためて感じる。

奇しくも笑点では歌丸勇退
落語はどこに行くのか?