帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

今度はベートーベン

久し振りの更新。
こんなに間を空けたのはいつ以来だろう?
公私共に、いや、主に「私」の方でいろいろあった。
ラソンを走り終わり3月から5月、6月くらいにかけて
いろいろありました。
それをブログネタにする事も出来たけど
まぁ遠慮しとく。

それはともかく、だいぶ落ち着いてきたので
本を読む事に。
先々週だったか本屋で
ある作家のサイン会の告知を行っていた。
その作家の新刊が出るそうで、
翌週にそのイベントが開催されるらしい。
行きたがったが仕事の都合で断念。
だが、得てしてその後に店に行けば
サイン本が何冊か売っているはずで、
それを期待し行ってみたらありました、ありました。
その作家は中山七里。
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以前も紹介したが先頃ドラマにもなっていたけど
「さよならドビッシー」で知られる作家。
司法試験に合格したピアニスト探偵
岬洋介シリーズの最新作
「どこかでベートーベン」を買ってきた。
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サイン本自体はあっしもなかなか無い。
もう昔も昔。
大河ドラマ峠の群像」の原作本を神田の三省堂
堺屋太一先生本人からのサインをもらった事がある。
その時はまだ中学生だったか、
先生はきちんとあっしの名前を書いて様までつけてくれ、
「どうもありがとう」と言って握手までしてもらった。
探したらありました、
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でもこれ、上・中・下巻あって
上しか読んでなかった(笑)。
確かあの当時は小遣いもなくそのままだったような、、、
今回はサイン本を棚から見つけレジに行って
店員に「ありがとうございました」と普通に言われただけ。

岬洋介シリーズはそのタイトルに
有名作曲家の名前を冠している。
「さよならドビッシー」
「おやすみラフマニノフ
「いつまでもショパン
そして今度は
『どこかでベートーベン』
岬洋介の高校時代の話になる。
岐阜の高校音楽科で
殺人事件の容疑者にされるも自身で解決する。
ある意味、探偵デビューの回だ。
ネタバレしてもいけないので、
何とも表現しにくいが
やはりある、どんでん返しは
今回は予想できた。でも楽しい。
岬が弾くベ ートーベンの「悲愴」の件は
相変わらず作者の独善的とも言える表現で
クラッシックなど縁の無いあっしには
よーわからんけど、インテリになった気にさせてくれる(笑)。
「悲愴」ってどんな曲かなって思い、
YOUTUBEで聴いてみてビックリ。
第二楽章は昔の洋楽、ビリージョエルの
「THIS NIGHT」じゃありませんか?(サビの部分)
高校時代の下校時刻に、放送委員が流していたのを思い出した。

最後まで読めば、どーやら続編があるようで
『もう一度ベートーベン』というタイトルらしい。
もう一度か?
何度でも可。