帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

ミステリー3題 おまけ(ショック再び)

3題の紹介が終わったところでのおまけ。
2題目の「イニシエーション・ラブ」が
結構衝撃的だったので、
同じ作家さんの似たような小説
「セカンドラブ」を読んでみた。
IMG_0576

画像では、タイトルが隠れてしまうので
帯を取ってしまったが、
そこには、
イニシエーション・ラブ」ショック再び!
と書いてあった。
叙述トリックの罠にもう一回はまってみようかと
読んでみた。
前作は、騙された感たっぷりで
チョット腹も立つが
結果、解釈のしようもあるが
みんな幸せといえば、幸せになっている。
しかし、この「セカンドラブ」は大変なことになってしまう。
チョットかわいそう。
いや、だいぶかわいそう。
正直言って著者にチョット腹も立つ。
これを読んで、「ああ、あっしは作家になれないんだ」
(なるつもりなのか?w)
って思うくらい、こんな発想はできない。
やはり、あっしは人がイイせいかw
ここまで人を悲しませることはできないなぁ。
不幸を書かせたら右に出るものがいない
脚本家の倉本聡先生と双璧かと思う。

まぁこうしてネタバレしないように書くと
読んでない人には訳のわからん話になってるのは
重々承知なんだが、、、
とにかく、かわいそうで、不憫でならない。
こうした感情を抱かせるのが作家の狙いかもしれない。
まんまとハマってしまったか(笑)?
あっしは、人に書を勧めることは滅多にないんだが
もし、前作「イニシエーション・ラブ」を読んだ方
これから読む方。
であれば、これをその後に読むことをお勧めする。
まぁかわいそうな気持ちになること請け合い。

(この項終わり)