今日の日曜日の昼間、
やっているかどうか分からなかったけど
行ってみたらやっていた。
しかしだ、あっしの格好は上下グレーのジャージだ。
銀座という場所柄もわきまえず、
今日は仕方がないがジャージ姿でうろつく輩は
そうはいない。
大体、近年走り始めてから、
服らしい服を買った記憶がない。
基本ランニングウエア。
休みの日に近くのアリオ（ヨーカドー）に行くくらいなら
ジャージで充分。
夏は半袖、ハーフパンツのウエア
もう、一回着たら楽でしょうがない。
それに、多少汚れたってランニングウエアだ
どうって事無い。
これが、カレーうどんか何かで
お気に入りのシャツやズボンが汚れてしまったら
がっくり来て、洗濯して落ちなかったら
もう着たくもなくなるだろう、
これがランニングウエアなら全く意に介さない。
もう便利でしょうがない。
しかし、ここは銀座だ、とりあえず店に入ると
「１人なんだけど、、、こんな格好でイイですか？」
と遠慮しながら聞いてみた。
「あぁ、大丈夫ですよ」
「銀座ですよ（笑）？」
「私も普段はそんな格好でここら辺うろつきます」
何と心強いお言葉だろう。
以前から知っていたこの店だが、
雰囲気がだいぶ変わっていた。
昔は、すこし暗めの今でいえばHUBのような
パブっぽかたっけど、
いまは明るいカフェのようだ。
ラガーのメガサイズを頼み
すぐにお暇するのでカウンターに座り、
３０分くらいで丁度良く酔い店を後にした。
数寄屋橋に戻って、関門閉鎖まであと10分弱。
みんな、この辺では焦りはないが、
だんだん時間が迫ってくるとギャラリーからも
「早く、早く～」と我がことのように声が上がってくる。
パンダも急ぐ。
「ピコ太郎～早く～」という声援が飛ぶ。
ピコもだいぶやられてしまっている。
でも何とか間に合った。
いよいよカウントダウン、あと１分くらいから
ギャラリーの声援が熱を増す。
「閉まっちゃうよ～」
「間に合わないよ～」
「早く、早く～」
銀河鉄道999の車掌さんにでもなったようだ。
（メーテルさ～ん、哲郎さ～ん、早く、早く～）
閉鎖寸前、足を引きずりながらもみんな走る。
しかし、時間は待ってはくれない。
閉鎖と同時に虎ロープをグレーのウエアを着た
陸連の審判員が関門を閉じランナーの行く手に
立ちふさがる。
閉鎖されバスに誘導される。
しかし、この後信じられない光景を目撃。
閉鎖されているものの、ロープをかいくぐり
１人のランナーがダッシュで走り始める。
すると全速力で追う審判員。
「待て～っ！」とほとんど泥警状態。
それを見るや、もう１人同じように脱走。
こりゃ大捕物の始まり。
遠くで良く確認できなかったが
当然30㎞をヘロヘロで走ってきたランナーと
審判員がそこら中にいるのとでは、
もうハンターに見つかった「逃走中」だ。
捕まったところは見ていないが推して知るべし。
はとバスがお待ちです。
そんだけ走れるならそのまま真っ直ぐ行って
日比谷公園まで荷物を取りに行けるかも（笑）。
（つづく）
