敷地は広いが、生徒数が少ないこの学校。
入学式も普通、体育館だろうが
体育館は校舎とは少し離れたところにあって、
校舎の近くには講堂があり、そこへ通される。
講堂と言ってもそれほど大きくはない。
ちょっと待てよ。雨の日の体育は傘をさして
体育館へ移動しなければならないのか、、、?
渡り廊下など無い。っていうか結構離れている。
式が始まり、粛々と進行する。
校長先生からは、
「高倍率で入学された皆さんですから
3年後が楽しみです」
さすがそこに触れて来たか。
1時間くらい経ったろうか式が終わって、
3年前にも書いたPTAの役員決めだ。
保護者の修羅場
3年前の上の子の高校の時は
入学式の体育館から教室に移動しての
修羅場会場であった。
今回もそうだと思っていて、
移動時にバックれればいいとタカをくくっていたが、
ところがどっこい、ギッチョンチョン。
先生の話が終わり、PTAの係の人に話が変わった時に
ここでそのまま決めるような、、、
講堂に入った時に科(クラス)ごとに着席させられたが、
そーゆー事だったか(笑)。
敵もさるもの引っ掻くもの、、、
聞くと3年間で12名の役員を決めなくてはならない。
36名しか居ないクラスなのに、、、
1/3が役員って結構な確率だ。
修羅場が始まると
「仕事がありますので、、、」と席を立つ猛者のお母さん。
こりゃ先を越された。
いろいろと、係りの人の勧誘の甘い言葉を聞きながら
時間が過ぎる。
手を挙げる人は挙げ、いくつかの役員が決まるも、
なかなか決まらない。
最後はじゃんけんの言葉も出てくる。
式が終わってかれこれ1時間。
先生の連絡事項の話などもあったから
1時間まるまる修羅場タイムではないが、
もう1時間以上やっている気がする。
決まらなければ帰れないような
脅迫めいた言葉も出だしたが、
上等だ、あっしらが選ばれなければ
このまま徹夜も辞さず!(笑)
最後の最後で手を挙げた人がいて、
その人に万雷の拍手が浴びせられるが、
こういう人身御供で拍手する気にはなれない。
ようやく人質となっていた我々が解放され、
子のいる教室へ向かい。
いろいろと説明を受けている様子。
それも終わってやっと帰れる。
校舎前の立派な桜の前で
帰りはドライブがてらに千鳥ヶ淵に花見。
子には、
アタラシイボウケンガハジマル
と、伝えた。
(この項終わり)