帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

やぶ入りin軽井沢with金宮 ③王子様はオーナー様

あさま山荘を後にして
未だに興奮冷めやまぬまま保養所の
北軽井沢を目指す。
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軽井沢は全国区の観光地で有名で、
場所は長野県だが、
北軽井沢は軽井沢という地名が付くものの
群馬県長野原町に位置する。
中軽井沢から有名な星野リゾートを通り山を登る。
後で調べたら北軽井沢は標高1,000mを超える。
保養所なので自炊か外食か中食しなければならないが、
今回は行く前に自炊で何を作るか模索し、
久しく食べてない「天ぷら」を作りそうめんで食べることに。
北軽井沢の交差点の手前に冬期間閉鎖している
スーパーがある。出立前でもいろいろ油とか準備したが、
そこへ立ち寄り現地調達のモノをいろいろ買う。
天ぷらに欠かせない、エビとか油処理剤とか
それに朝食の準備品も。
野菜はスーパーでは買わず、北軽の交差点にある
久保農園という直売所がありそこで調達。
朝採れレタスはさすがに絶品だ。
買い物を済ませ保養所まではそこから右折し約5㎞
信号もないのですぐに到着。
到着するも、そのまま真っ直ぐ保養所を通過し奥へ。
この旅の目的がそこにある。
以前6月にレポした時に、
乗馬クラブの施設を発見したことを書いたが

今年も軽井沢へ (上)

気になっていたその施設を利用したかったのだ。
もう夕方なので、明日の予約(?)を入れるべく
突然で申し訳ないが、恐る恐る踏み入れる。
そもそも、何という倶楽部なのか看板もなく
ネットで調べるもよく分からなかった。
車から降り、近づくと
先日馬に乗っていた王子様と思しき方が
こちらに気が付き、先日同様
「こんにちは」と声を掛けてきた。
あっしも挨拶し、「スミマセン、ちょっとお話しいいですか?」
と近づく。

あっしの素性を話し、そこに今日と明日泊まること
過日ここに乗馬クラブがあることを知り、
初心者レッスンができるかどうかを伝えた。
すると王子様は、
「スミマセン。初心者コースはやってないんですよ」
えーーーっ!そうなの?
まだクセがある馬が多く、
ちょっと手綱に違和感があると動きが不安定になると言う。
「本当はそこまでやらないといけないんですけどね。
人出もなくそこまで手が回らないんです」
要するにここは今のところ、
ガチで馬術の腕を磨いたりするところで、
ある程度の乗馬経験がないと難しいらしい。
今のところは、
例えば、大学の馬術部の合宿とか
競技大会を目指す人の練習とかの施設として
やっているそうで、
場合によっては、馬を持っているオーナーから
馬を預かっているそうで、
おそらく調教もしているのだろう。
「何て名前の倶楽部なんですか?」
北軽井沢ホワイトバーチ ステーブルっていいます」
何のことだかわからなかったが、
後で知るが『白樺』の事のようだ。
「看板も手が回らなくて(笑)」と王子様が笑う。
「パンフがありますので、、」と
建物からパンフを持ってきて渡された。
「運営はどちらがやっているんでしょうか?」
きっと、どっかの乗馬クラブの支店のようなモンか
と思って尋ねると。
「私が、つくりました」
えーーーーッ!
「あ、あなたがオーナーさんですか!?
 それは、すごい!」
見かけには、まだ30歳前後に見える青年。
こりゃ凄いと思って、思わず声を上げてしまった。
「運も良かったですよ」なんて謙遜していたが
それはそれでスゴイ。大したモンだ。

「引馬ならできますよ」って言われたけど
いまさらこの歳で引馬なんて、、、
一応、駆足は出来ないが、並足っていうのか
普通に歩いて方向を変えたり止められたりは出来る。
手綱の持ち方や鐙の足の入れ方もわかっているつもりだ。
残念だ、明日の予定が、、、と思い。
「明日、見学してもイイですか?」と聞くと
「もちろん、いいですよ」と言われ
明朝見学することに。

ちょっといい話を聞けたけど、
馬に乗れないのには落胆してしまった。
気を取り直して保養所に着き、
天ぷらの準備にとりかかる。

(つづく)