帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

食べたい

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先日みた映画、
「君の膵臓がたべたい」の原作を読んだ。
本屋大賞2位の評価通りなかなかの作品だった。
当然ながら、原作と映画に差異がある。
先に見た映画のほうでは、小栗クンやウイッシュ夫人が
12年後?の役で出ているが、
原作は時間の経過はなく、そのままリアルタイムで展開。
それはそれで良かったと思うが
原作は原作でかなり秀作。
もし先に読んでいれば、この映画作品はこれほど感動したのか
ちょっと怖くなった。
映画は映画で悪くはない、いやイイんだけど。
やはり原作を超える映像化はないのたとえ通りだろうか?
以前、やはり映画評を書いた
「さよならドビッシー」も映画を先にみて
後から原作を読んだら、今回と同じだった。
映画を先に見る方がどちらもリスペクトできて
いいのかも知れない。

 
 ドビュッシーって・・・

  本 ミステリー2題


「君の膵臓がたべたい」という衝撃的なタイトルは
その言葉の意味がもの凄く重たい。
ネタバレになるので詳しくは書けないが
何とも切ない。映画も原作も
その言葉の部分だけ重力が何倍もかかっているかのようだった。
少しだけ触れるが、
主人公の女子高生が膵臓の病気で
余命幾ばくもないというところから話は始まる。
どんな膵臓の病気かは具体的には
ガンなのか、糖尿病なのかも触れていない。
余命はないとはいえ、まだ若いんだし
移植という手だてはないのだろうか?
と、ちょっとググって見るも
膵臓移植の適応はⅠ型糖尿病患者さんらしい。
主人公は糖尿ではないらしいから
移植は無理なのだろう。
膵臓そのものの機能がどうにかなっちゃたようだ。
まぁどんな病名かはどうでもイイが、
根本的に悲劇はそこからだから、
映画を観ている最中も原作を読んでいる間も、
物語とは離れたそんなことを考えながら
観たり、読んでいた。
きっと映画の主人公役の浜辺美波ちゃんを
何とか助けたいと思うところから来ているかも(笑)。

また、作中に出てくる
「真実か挑戦かゲーム」はよかった。
あっしは知らなかったけど、
外国ではポピュラーなゲームらしい。
主人公が映画にも出てくるって言ってたので
調べると怖そうなミステリー映画でありました。
トゥルースorデア 密室デスゲーム

指名された人は質問に真実を述べなくてはならない。
もし、拒否すれば挑戦と言って、
言われたことをやらないといけない。
まぁ王様ゲームのようなもんだ。
このゲームのとある質問が
まぁ伏線にもなっているわけだけど、、、

「君の膵臓がたべたい」

う~む、重たい。
重たいけど爽やかで、清々しい。
あ~良かったね救われたねと素直に思える。
そんなラストではあった。


でもあっしは、

「牛の肝臓が食べたい(生で)」