帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

明治の森に 中

ちょっと前に見たTVで「高尾山」とは、
富士から続く山並みが終わる山。
つまり高い山が最後(尾っぽ)の山と言う意味だと聞いた。
なるほど、ここを境目として広く関東平野が広がり
東の方角には筑波の峰を見るまで山が無い。
それを確かめるべく、ネットでいろいろと探したが
なかなかそれを表したサイトがなかった。
出てきた由来は尾根が東西南北に長く連なる山。
ということらしいが、諸説ありますということか。

ケーブルカーの駅脇を過ぎ、すぐに稲荷山コースの入口。
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いよいよ登りはじめる。
最初は階段が続き、歩きやすかったが人が結構居るのと
当然の事ながら段差がいびつで、身体に負荷が。
階段と言っても土を土留め状態の木で支える階段だから
仕方がない。
それでも結構順調に登り、身体が熱くなってくる。
登山路の中でも険しい部類に入るこのコースだけあって
キツイ斜度や木の根っこが張り巡らされているような
歩きにくい部分も結構ある。
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配偶者曰く、根っこがむき出しの山道は、
高尾山は修験者の山で、山岳信仰が色濃く
基本的に昔ッからあまり入山を受け入れる山で無かったらしい。
だから、開発もままならず、ある意味放置してきたせいという。
なるほど、天狗信仰もあり霊験あらたかな感じだ。
それが今や、年間300万人の
ミシュランだのギネスもんだから面白い。

そう言えば、あっしは高校時代山岳部だった(笑)。
一度も部活動に参加したこと無かったが、
3年の卒業の時、「追い出し山行だけは行こう!」と
同級生に言われ、先生から寝袋を借りたりして
最初で最後の山岳部に参加した。
確か奥多摩の東京都最高嶺、雲取山だった。
奥多摩駅からバスに乗り登山道入口で降りて
歩くこと数時間。山の麓の山小屋施設の前で
テントを張って(笑)宿泊。
翌日は頂上にアタックするところだったが、
天気も悪く、更に山小屋の人から
雪が残っているので危ないとの情報を得、
またもと来た道を帰るだけだった。
ほぼ、アップダウンのない道を歩いただけだが、
初めてのテント泊、面白かった。
だから、登山と言えば中学の遠足以来かも知れない。
丹沢の大山とか、高尾の奥にある景信山に登った。
以前軽井沢によく行っていた30歳前後の時、
おにぎり100選のハイキングコースなる
登山ではなく、ハイキングコースに出向いたことがあるが、
全く運動していなかった当時、ちょっと登りがあっただけで
バテてしまい、すぐにおにぎりを食べて帰ったことがある。
不思議なことに齢を重ねて登れるようになった。

そんなこんなで30分ほど登ったところ、稲荷山の展望台に到着。
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ちょっと分かりづらいが、ここでも結構な眺め。
もうすでに、あずまやでおにぎりを食べている人もいる。
まだ先は長いぞ、、、

(つづく)