稲荷山コースをどんどん登っていく。
土と岩と根っこが登山道にあり、なかなかのハイク。
まだ午前中なので登りの人が圧倒的に多いが、
たまに下ってくる人もいる。
ずいぶん早くから来ているんだなぁと感心する。
山道のルールとして、すれ違う時は
「こんにちは」と挨拶する。
万一の時に、いつどこであったかなど
確認の意味もあると聞いたことがある。
まぁここでそんなことは考えなくてもいいと思うが、
下りてくる人の8割は挨拶してきた。
尾根づたいを登ってくるこのコース、両脇が谷になっている。
狭い尾根ではなく、危険さは感じなかったが、
いやなのは途中下がる道があるてことだ。
まだ頂上ではないので、下がるって事は、
その分登るって事。
その分の貯金を吐き出してまた登るって事に
耐えがたいジレンマを感じる。
ようやく、頂上までもう少しと言うところで
ベンチがいくつかあったので、ちょっと休憩しながら
頂上へのアタック(笑)へ備える。
ベースキャンプへの無線もしなければならない。
「これよりMt.TAKAOへのアタックを開始する。どうぞ」
って意気込みでいたら、配偶者から
「恐らく頂上はメチャ混みだから
その奥にあるもみじ台って所があるから
そっちに行った方がイイ。」
というので、頂上の直下を周遊する5号路、
まぁ環状線の様な道があり、一旦上を目指さず横へ移動。
ほどなく、もみじ台に到着。
展望には見事な富士。
確かにこちらはそれほど混んでいない。
ここもみじ台には細田屋さんという売店があり、繁盛している。
(細田屋さん)
そばとかいろいろメニューがあるが、なめこ汁を選択。
富士を見ながら待つこと10分強か、
これがちょっと熱めで味が濃く最高の味。
やはり、真冬の山の上で食べるのは
熱くなければならない。
味が濃い目なのは登山者向けって事だろう。
おいしく一杯いただきながら、持参したおにぎりも口にする。
時間にして丁度お昼時。
あっしも富士をバックに記念撮影。
駅伝復路のラジオを聞きながら登ってきたが
意外や東海大が先頭に立ち東洋が後退、
青学が復路でかなり迫って来るも
解説のカリスマコーチ金さんも
「もう東海で間違いない」と言っていた。
正直言ってあの学校のあのタレント監督は好きじゃない。
ナンとか大作戦やらメディア受けすることばかりで
バラエティ番組にも出演し、
よく知らんがラジオの冠番組まで持っている。
周りがそれを認めればまだいいのだが、
確か昨年だったか一昨年、箱根の前に
各校の監督の記者会見みたいなのがあった際
いつものようにあの監督が「***大作戦です!」と
言っていたところ、
東海大の監督だったか忘れたが、
記者から「そちらの作戦名は何か?」と聞かれると
「遊びじゃないんで」ときっぱり答えたという。
周りは迷惑なんじゃないの?って正直思った。
学生スポーツだし、監督がしゃしゃり出て何様なんだ?
一息入れたらいよいよ頂上へのアタックを再開した。
推測通りもの凄い人。
配偶者もこんなんは見たことないという。
今日は見たことないだらけらしい。
ここにも売店もあるが長蛇の列。よかった。
ここ頂上からさっきの富士も見ることが出来る。
それと頂上標記の前でアタック成功記念。
ベースキャンプに連絡
「ワレ タカオヲ セイハセリ」
(この項終わり)