帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

初の須田町、日本橋、これまた初の大川越え、 四たびの銀座に歓喜溢るる丸の内、背なで見守る赤煉瓦 1 約束の20km

本番のレースから10日経った。

4回走った中で、どれもやられっぱなしだが、

やられた感が一番強いレースだった。

そのなんと表現したらイイのか、毎度のことながら、

お祭り騒ぎの東京を駆け抜ける感覚は、

天国とも地獄ともつかない絶妙な雰囲気だ。

走った過去3回とも、当ブログでレポートしてきたから、

今回もレポするが、いきなりレースではなく、

回顧の意味を含め、練習段階からのレポートをお送りする。

シリーズは何話を数えるか分からんが、

そんなには多くなりそうにない。

 

2月17日に時計を戻す。

過去3回ともそうだが、本番の2〜3週間前に1度

ハーフの距離というか、20kmを目安に走っておく。

これは、10年以上前だがEテレでやっていた

「3カ月でフルマラソン」で市民ランナーのカリスマコーチ

金哲彦先生が言っていたことで、毎回実施している。

ターゲットを定めたのは、

月2回ある土曜休みの一つ2月17日。

過去3回とも、荒川の河川敷を激走しているので、今回もそうする。

1回目は、荒川左岸を下って、小菅の東京拘置所を横目に下流を走った。

2、3回目は、右岸を逆に上流方向へ走って

赤羽方面へ行って帰って来て20km程度走った。

今回は、同じのは遠慮して、右岸を下流に南下する。

荒川土手まで約3km。河川敷に降りて南下する。

対岸には小菅の拘置所が遠くに見えるが、

まだまだその先まで走る。

日光街道をくぐり、対岸の拘置所を横目に通過する。

河川敷にはさまざまな人たちが、

少年野球やらサッカーやらに興じている。

目を見張ったのは、1箇所だけでなく、

河川敷の各所で見かけた、

フリスビーを使ったサッカーだかラグビーのような

ニュースポーツを目にした。

あとで調べると「アルティメット」という

新種のスポーツらしく、我が国は強豪国らしい。

画像を撮り損なってしまい、具体的にお見せできないが、

なんか面白そうだった。

7km地点、まだまだ先は長い。

何と言っても、以前から思っているが土手を走るのはツラい(笑)

景色が全く変わらないから面白くもなんともない。

ただ、信号にも止められず、自分のペースで走ることができるので

重宝するのだが、つまらない。

8km過ぎで京成線の橋梁をくぐる。

向こうには首都高も見える。

実はこの京成線の橋梁、上の画像では分かりづらいかもしれないが

堤防(土手)の高さから3.7mも低く、

土手をえぐるように建てられている。

治水上問題があるので、架替工事が進められている。大丈夫か?

その先には、東武線の堀切駅

この駅は下りたことはないが、昔っから土手にへばりつく駅として、

すっげーなーと思っていた(笑)

その先を進むと、その昔鐘紡美人が作られていた鐘ヶ淵。

森田芳光監督「の・ようなもの」で主人公、志ん魚が

夜中に歩きながら言う道中付けだ。(笑)

志ん魚、志ん魚(しんとと、しんとと)

見づらいが、上の画像には遠くに「Kanebo」の文字が

まだカネボウはある、、、?(笑)

20年ほど前に産業再生機構入りしたカネボウだが、

社名はまだ存在するのか?

そんなこんなで、ようやく半分の10kmまでやってきた。

国道6号、水戸街道の四つ木にあたる。

ちょいと一息いれるものの、

水分を補給してすぐに折り返して走り出す。

ここまでは順調だった。

画像も撮っていたので、普段通りではあったが

この先、13km過ぎから足が固まってしまった。

20kmくらいでそうなるのはいいけど、まだ13km。

途中から歩き出す。15km過ぎからは歩いちゃ走りの繰り返し。

過去3回の20km練習ではこんな事なかった、、、、

本番まで2週間余り、、、不安が脳裏を掠める。

 

(つづく)

 

四たび42kmの旅へ

 

もう毎年のことながら、東京マラソンの申し込みがこの夏にあった。

あらためて説明するが、

あっしは、東京マラソン財団が運営するONE TOKYO というサイトの

プレミアム会員になっているため、プレミアム会員特典で先行申し込みができる。

そこで選に漏れても、自動的に一般申し込みにエントリーできて、

そこでも選に漏れると、最後は当選しても手続きしなかった人の枠分

キャンセル待ちのチャンスもある。

まぁ最後のチャンスはかなりの倍率らしいので。

2回目がダメであればほとんど機会はないと言っていい。

そんな中、最初のプレミアム会員抽選の結果が9月にあって、

なんの気なしに見てみると、、、、、、

 

 

当選!!!!

ちょ、待てよ!

と、一瞬キムタクになった。

マジか、まどかマジか????

齢重ねてアラ還と言われる年齢になって。

走りもやってはいるが、今以上にタイムは伸びない。

こんな状態でホンに走れるのか?

でも、このコースは走ったことがないから走ってみたい。

過去3回のコースは、日本橋を見るだけで渡ってはいない。

その前には、我が生地神田須田町の交差点を2回も通過する。

さらに、蔵前橋を渡り墨田区に入り、門前仲町のあの血の惨劇の神社の

前を通過して、銀座に向かって最後はヴィクトリーロード

丸の内中通りを走り抜け、東京駅赤レンガに背中を押されゴールする。

なんと素晴らしい!!!

走りたいけど、、、、、

大丈夫か、、、、、まぁ頑張る。

 

11月5日の歓喜!(AREのARE)

阪神タイガースが日本一になった。

実に38年ぶり。やっと2回目の日本一だ。

相手のオリックスは名前はバファローズだが、

旧阪急の流れを汲むのだろうが、

近鉄バファローズが日本一になれなかった唯一の球団だから、

今回負けたのはバファローズの名前のせいかも知れない。笑笑🎵

それはともかく、38年という歳月は何を物語るのだろう?

もう25年経つが、1998年に横浜が大魔神を擁し優勝したが、あの時横浜(大洋ホエールズ)は38年ぶりのリーグ優勝だった。 

当時ラジオで38年という歳月は、例えば大学卒業して新卒入社したら、その人が定年と(60歳定年としたら)を迎える時間だ。と言っていた事を思い出す。

あっしが1985年阪神の日本一を見たのが大学1年の時。

今や定年(60歳)まであと3年。そんなに変わらない。笑笑🎵

まだ我が阪神タイガースがいいのは。リーグ優勝はそんなに空いた事はないという事実。横浜(大洋)ファンは辛抱強い!笑笑

38年前を思い出す。

バース、掛布、岡田で優勝した阪神は、エースなき優勝とまで言われた。

実際そのタイトルでNHK特集が放送されたw

確かにそうだけど、今まで投手力がチーム力というバロメーターだった時代から、いきなり攻撃力だけで勝ったもんだから、野球界に衝撃を与えた、そんな優勝だった。

それはともかく、当時生まれて初めて優勝したもんだから、日本シリーズなんて考えてもいなかった。

しかも相手は常勝軍団、広岡西武ライオンズ

そりゃ怖くて仕方なかったyo笑笑

戦前、広岡さんが言うには「バースだけですね」なんて言いやがる。😆

そりゃ怖くもなる。笑笑🎵

確か西武球場で2勝して、甲子園で2敗した第5戦。

西武は捨てゲームと言わんばかりに、2線級の投手を先発させ、

甲子園でやっとこ1勝して王手をかけた。

だが、そのあとの広岡さんのコメントが身震いしたのを思い出す。

「所沢で2勝すればいいだけですから」

もう凍りついた、、、、

あの広岡さんがそう言うんだからそうなんだと、、、

もうあっしはいたたまれなくなって

1985年11月2日の第6戦はアルバイトを入れて

テレビでもラジオでも見たり聞いたりしていない。

それがバイトが終わり、池袋の駅で売店の新聞を見ると

阪神初の日本一」の文字が目に入った瞬間。

世の中がピカっと明るくなった気がして、

目にするもの全て眩しく感じたのを覚えている。

見なかった事は全く後悔していない。

それどころか、見なかったからこそ勝てたのだと思えた。

今回も、最初から見る気はしなかった。

ここ何年かゲームを見ると、途端に逆転されたりがよくあって、

ここぞという場面は見ないようにしていた。

最終第7戦の日曜は最初から見ておらず、

BSのどうする家康や鉄腕ダッシュに、イッテQと、ドキドキしながら、バラエティに興じていた。笑笑

たまに、経過をチラ見したら、なんと3-0で勝ってる! イヤまだわからない。

次に下剋上球児まで見始めるも、中継していたCXの8のボタンは決して押さなかった。

それは、「見なければ勝てる」の変な自信からそうさせた。

回は進んだらしく、しばらくたってまた経過確認すると6-0とリードが広がった。

6点差からの逆転はそうはあり得ないが、あり得るのが我が阪神(笑)。

まだ信用できなかった。

なにせ、昨年のヤクルトとの開幕戦8-1で5回まで7点差リードするも

あれよあれよで8-10で負けてしまって、

からの開幕9連敗!!!

あの試合もNHK-BSでやっていてずーっと見てしまった(笑)。だから負けたのか、、、、

しかし、見ないというのもドキドキするんもんで、心臓に悪い。

何度、「日本シリーズなんかなければいいのに!」と思ったことかw

以前から言っていることだが、リーグ優勝のほうが重たみが大きい。

なにせ143試合の頂点だ。たった7試合で勝ったところで何をかいわんやだ!!!

回が進み9回表からようやく腹を決めCXにチャンネルを合わした。

GMARCH中央大卒ルーキー森下がタイムリーヒット

なんと点差を広げる7-1!!!!

普通ならダメ押しなんだろうが、さすが筋金入りの阪神ファンは、

満塁ホームラン2回で逆転される点差に余裕はない!(笑)

いよいよその裏、9回裏に岩崎登場と思いきや、桐敷登場。

岡田!いったい何を、、、、岩崎も絶対的守護神とは言い難い。

でも、桐敷でもいいけど、最後の最後は岩崎でいいんじゃないか?

テレビの解説者も「ちょっとわかりませんね」というばかり。

それでも桐敷が一人塁を許したものの、併殺でツーアウト!

「あと一人!あと一人!」

もう、あっしは涙で画面が見られない。

そこへ、岩崎登場!!!!

そうか、あと一人からなら岩崎は抑えてくれると踏んだのかと

岡田の考えをなんとなく理解する。

でも、、、すぐに頓宮にホームランを打たれる。

しかも初球だ~!!!! 見なければよかったと後悔する。

もしかしたら今日は勝てないかもしれないと1-7の状況で思う。笑笑

これが阪神ファンなのだ。これが阪神ファンなのだ。

その次の外人打者にセンター前に運ばれまだゲームは続く。

あと一人なんだけど、勝てる気がしない、、、、、(笑)

最後はラオウ杉本が初球に手を出しレフトフライ。

レフトのノイジーのグラブに吸い込まれAREのAREが達成された!

その瞬間は意外と冷静だった。

オリックスのほうが強いと思っていただけに、ホンにうれしかった。

リーグ優勝の時もそうだが、今までの労苦が身に染みてくる。一人泣く。

そこへ、リーグ優勝と同じに岩崎が亡き横田の24の背番号ユニフォームを

手にして胴上げされる。

浪花節だ~~~~!

こうした人情があの極悪球団にあろうか??????

本当に素晴らしいチームだとあらためて思った。

あるOBのコメントをネットニュースで見たが、

リーグ優勝もそうだと思ったけど、日本一の胴上げを

「きれいな胴上げだった」と述べていた。

あっしも、あれっと思ったんだが、

近年の優勝チームの胴上げは、何人かがセンター等ののテレビカメラや

報道カメラを意識して胴上げ監督を見ずに外側を向いて万歳している。

なんか失礼だよな~と思っていたけど、

今回の胴上げはみんな内側、岡田の胴上げを見ている。

そこに今シーズンの我が阪神の強さを感じた。

チーム一丸なんだったんだと、、、、、

もうメディアは岡田を名将呼ばわりしているが、

確かにその域かもしれないけど、オリックスの中嶋監督は3連覇している。そっちの方が立派だ。

それに、もう一回やったら間違いなくオリが勝つと思う。

如何せん我がタイガースは連覇そのものがない。

そんなんで、今年勝ったくらいで名将呼ばわりは逆に失礼だと思う。

見るにトレード補強もせず、現有戦力で来季のAREに向かう。

広岡西武を彷彿させるが、上手くいくのか?

頂点に立ったけど、謙虚に謙虚に行かねばならない。

黄金時代はリアルに感じるが、来年こそが勝負だ!

それと、真の阪神ファンは、岡田政権のあとも気にかかる。

66歳の岡田は恐らくあと1〜2年だろう。

そんな中、ありえないと思うが、金本や矢野にカンバックなんてなかろうに、、、、

とにかく、勝ち方、野球を知っている人に継承してもらいたい!

それが、今までのタイガースになかった黄金譜を刻むチームになってもらいたい!!!

 

 

 

あっしもARE!

日本シリーズが始まってしまった。

我がTチームは強いんだか弱いんだかわからない勝ち方で

どーゆーわけか優勝してしまったが、

オリックスパリーグ3連覇。相手が悪い。

しかも山本、宮城ら日本代表クラスの投手陣も盤石で

打線も杉本、頓宮ら粒ぞろい。

まぁ最後まで野球を楽しませてもらってありがたいと思ってみている。

今や1勝1敗で、8-0と0-8というまさにタイスコア。

明日から甲子園だから2勝はしてほしい。

であれば、京セラドームであと1勝すればいいのだが、

6戦山本。7戦宮城。もうだめだ(笑)

 

我がTチームは今季AREを成し遂げたが、

手に入れた、、、、、

なんと、なんと、なんと、、、、

 

 

来年3月3日の東京マラソンに当選!!!

8年ぶりに東京マラソン走ります!

もちろん今でも走ってはいるが、還暦を目の前にして、

いや、50を過ぎたころから、体が以前のようには動かない。

以前と言っても、走り始めたのは40歳過ぎだけど、、、(笑)

でも、50歳を過ぎるとちょっと違ってきたのがわかる。

それだけ死に近づいたということか、、、(笑)

 

それはともかく、これから準備段階に入り

以前と同じようにはいかないかもしれないが、

練習に励むことになる。

新コースになって初めて走る。

我が生地、神田須田町を通り、日本橋を渡り。

凄惨な殺人があった富岡八幡を巡って(笑)、

最後はヴィクトリーロード丸の内中通りを抜け、

東京駅の赤レンガに見送られながらフィニッシュする。

今から楽しみだが、、、、、

ARE(完走)できるのかな?

泣く準備はできている

すべての阪神ファン

本当によかった。

今年は強いんだか弱いんだかわからないまま今を迎えている。

あっしは、泣く準備はできている。

いつでもAREになっても大丈夫。

18年という積年の想いの丈をかみしめながら

その瞬間を迎える。

振り返ってみれば、半世紀以上の人生の中で

AREを経験したのは3回しかない。

バース、掛布、岡田の1985年(前回AREから21年ぶり)

金本FA、星野阪神の2003年(同18年ぶり)

野球は6回までJFK岡田阪神の2005年(同2年ぶり)

そしてそして、今年(予定 同18年ぶり)

2回目から3回目までは2年という短期間だったが、

大体20年前後待たなければならない。

もしかして、いや、人生最後のAREかもしれない。

その覚悟もある。

AREの瞬間、あっしはどこで見ているのだろうか?

泣く準備はできている。

(AREカウントダウン「21」くらいから始めました、、、)