阪神タイガースが日本一になった。
実に38年ぶり。やっと2回目の日本一だ。
旧阪急の流れを汲むのだろうが、
近鉄バファローズが日本一になれなかった唯一の球団だから、
今回負けたのはバファローズの名前のせいかも知れない。笑笑🎵
それはともかく、38年という歳月は何を物語るのだろう?
もう25年経つが、1998年に横浜が大魔神を擁し優勝したが、あの時横浜(大洋ホエールズ)は38年ぶりのリーグ優勝だった。
当時ラジオで38年という歳月は、例えば大学卒業して新卒入社したら、その人が定年と(60歳定年としたら)を迎える時間だ。と言っていた事を思い出す。
あっしが1985年阪神の日本一を見たのが大学1年の時。
今や定年(60歳)まであと3年。そんなに変わらない。笑笑🎵
まだ我が阪神タイガースがいいのは。リーグ優勝はそんなに空いた事はないという事実。横浜(大洋)ファンは辛抱強い!笑笑
38年前を思い出す。
バース、掛布、岡田で優勝した阪神は、エースなき優勝とまで言われた。
実際そのタイトルでNHK特集が放送されたw
確かにそうだけど、今まで投手力がチーム力というバロメーターだった時代から、いきなり攻撃力だけで勝ったもんだから、野球界に衝撃を与えた、そんな優勝だった。
それはともかく、当時生まれて初めて優勝したもんだから、日本シリーズなんて考えてもいなかった。
しかも相手は常勝軍団、広岡西武ライオンズ!
そりゃ怖くて仕方なかったyo笑笑
戦前、広岡さんが言うには「バースだけですね」なんて言いやがる。😆
そりゃ怖くもなる。笑笑🎵
確か西武球場で2勝して、甲子園で2敗した第5戦。
西武は捨てゲームと言わんばかりに、2線級の投手を先発させ、
甲子園でやっとこ1勝して王手をかけた。
だが、そのあとの広岡さんのコメントが身震いしたのを思い出す。
「所沢で2勝すればいいだけですから」
もう凍りついた、、、、
あの広岡さんがそう言うんだからそうなんだと、、、
もうあっしはいたたまれなくなって
1985年11月2日の第6戦はアルバイトを入れて
テレビでもラジオでも見たり聞いたりしていない。
それがバイトが終わり、池袋の駅で売店の新聞を見ると
「阪神初の日本一」の文字が目に入った瞬間。
世の中がピカっと明るくなった気がして、
目にするもの全て眩しく感じたのを覚えている。
見なかった事は全く後悔していない。
それどころか、見なかったからこそ勝てたのだと思えた。
今回も、最初から見る気はしなかった。
ここ何年かゲームを見ると、途端に逆転されたりがよくあって、
ここぞという場面は見ないようにしていた。
最終第7戦の日曜は最初から見ておらず、
BSのどうする家康や鉄腕ダッシュに、イッテQと、ドキドキしながら、バラエティに興じていた。笑笑
たまに、経過をチラ見したら、なんと3-0で勝ってる! イヤまだわからない。
次に下剋上球児まで見始めるも、中継していたCXの8のボタンは決して押さなかった。
それは、「見なければ勝てる」の変な自信からそうさせた。
回は進んだらしく、しばらくたってまた経過確認すると6-0とリードが広がった。
6点差からの逆転はそうはあり得ないが、あり得るのが我が阪神(笑)。
まだ信用できなかった。
なにせ、昨年のヤクルトとの開幕戦8-1で5回まで7点差リードするも
あれよあれよで8-10で負けてしまって、
からの開幕9連敗!!!
あの試合もNHK-BSでやっていてずーっと見てしまった(笑)。だから負けたのか、、、、
しかし、見ないというのもドキドキするんもんで、心臓に悪い。
何度、「日本シリーズなんかなければいいのに!」と思ったことかw
以前から言っていることだが、リーグ優勝のほうが重たみが大きい。
なにせ143試合の頂点だ。たった7試合で勝ったところで何をかいわんやだ!!!
回が進み9回表からようやく腹を決めCXにチャンネルを合わした。
なんと点差を広げる7-1!!!!
普通ならダメ押しなんだろうが、さすが筋金入りの阪神ファンは、
満塁ホームラン2回で逆転される点差に余裕はない!(笑)
いよいよその裏、9回裏に岩崎登場と思いきや、桐敷登場。
岡田!いったい何を、、、、岩崎も絶対的守護神とは言い難い。
でも、桐敷でもいいけど、最後の最後は岩崎でいいんじゃないか?
テレビの解説者も「ちょっとわかりませんね」というばかり。
それでも桐敷が一人塁を許したものの、併殺でツーアウト!
「あと一人!あと一人!」
もう、あっしは涙で画面が見られない。
そこへ、岩崎登場!!!!
そうか、あと一人からなら岩崎は抑えてくれると踏んだのかと
岡田の考えをなんとなく理解する。
でも、、、すぐに頓宮にホームランを打たれる。
しかも初球だ~!!!! 見なければよかったと後悔する。
もしかしたら今日は勝てないかもしれないと1-7の状況で思う。笑笑
その次の外人打者にセンター前に運ばれまだゲームは続く。
あと一人なんだけど、勝てる気がしない、、、、、(笑)
最後はラオウ杉本が初球に手を出しレフトフライ。
レフトのノイジーのグラブに吸い込まれAREのAREが達成された!
その瞬間は意外と冷静だった。
オリックスのほうが強いと思っていただけに、ホンにうれしかった。
リーグ優勝の時もそうだが、今までの労苦が身に染みてくる。一人泣く。
そこへ、リーグ優勝と同じに岩崎が亡き横田の24の背番号ユニフォームを
手にして胴上げされる。
浪花節だ~~~~!
こうした人情があの極悪球団にあろうか??????
本当に素晴らしいチームだとあらためて思った。
あるOBのコメントをネットニュースで見たが、
リーグ優勝もそうだと思ったけど、日本一の胴上げを
「きれいな胴上げだった」と述べていた。
あっしも、あれっと思ったんだが、
近年の優勝チームの胴上げは、何人かがセンター等ののテレビカメラや
報道カメラを意識して胴上げ監督を見ずに外側を向いて万歳している。
なんか失礼だよな~と思っていたけど、
今回の胴上げはみんな内側、岡田の胴上げを見ている。
そこに今シーズンの我が阪神の強さを感じた。
チーム一丸なんだったんだと、、、、、
もうメディアは岡田を名将呼ばわりしているが、
確かにその域かもしれないけど、オリックスの中嶋監督は3連覇している。そっちの方が立派だ。
それに、もう一回やったら間違いなくオリが勝つと思う。
如何せん我がタイガースは連覇そのものがない。
そんなんで、今年勝ったくらいで名将呼ばわりは逆に失礼だと思う。
見るにトレード補強もせず、現有戦力で来季のAREに向かう。
広岡西武を彷彿させるが、上手くいくのか?
頂点に立ったけど、謙虚に謙虚に行かねばならない。
黄金時代はリアルに感じるが、来年こそが勝負だ!
それと、真の阪神ファンは、岡田政権のあとも気にかかる。
66歳の岡田は恐らくあと1〜2年だろう。
そんな中、ありえないと思うが、金本や矢野にカンバックなんてなかろうに、、、、
とにかく、勝ち方、野球を知っている人に継承してもらいたい!
それが、今までのタイガースになかった黄金譜を刻むチームになってもらいたい!!!