今年は喪中はがきが
例年より多い。
幸か不幸か年賀状も
出す枚数がやや少なくなっている。
年柄年中おめでたいあっしからすりゃ、
喪中も年賀も関係ない。
無理に喪中とかしこまらなくたって
いいような気もするけど・・・
それはともかく
その中で、高校時代の先生から
喪中はがきが来た。
もうリタイヤしているお歳ながら
御母堂さまが今月(!)
お亡くなりになったそうで、享年90歳。
その内容が何とも良かったのでご紹介したい。
最初の「待つことも待たるることもなくなりて・・・」
は哀愁を感じさせる。
次も「・・・猫の名を呼び」と夫の名から
猫(現実)に変わり日が暮れるとは、
90歳で何という感性なのだろう。
きっと素晴らしい人だったに違いない。
(1回というかひと目だけお見かけしたような覚えが・・・)
3年前、御尊父さまがなくなった時も
故人の人柄が良くわかる
気の利いた喪中はがきだった。
90歳にまでなって、歌集を宿題にするなんて・・・
なんとかトヨさんの「くじけないで」を地でいく。
こんな素晴らしい人生の幕引きで
締めくくりたいと思った。