帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

急行に乗ってきた

まだまだ正月の話。
1月4日、いろいろと用もあったが
見たかった映画、
オリエント急行殺人事件」を見に行った。
320

原題は訳者にもよるが「オリエント急行の殺人」であったり
映画のタイトルのまま「オリエント急行殺人事件」だったりする。
周知の通りこの映画、約40年前のリバイバル
確か、あの「カサブランカ」、「ガス燈」の
イングリット・バーグマンの最後の出演作にもなっている。
当時、「****殺人事件」というのは斬新で
それから始まった2時間ドラマのタイトルは
こぞって****殺人事件を付けまくり
今に至っているような気がする。
推理好きなあっしはこのタイトルに心動かされていたが
これをちゃんと見るのは高校時代まで待たねばならなかった。

今回のポワロ役はケネス・ブラナー
彼の作品はよく知らないが、
以前、監督主演した「フランケンシュタイン」は良かった。
怪物役はロバート・デ・ニーロ
あの頃、ゲイリー・オールドマンが出ていた
コッポラ作の「ドラキュラ」など
古典ホラーが流行っていたようで、
ホラーは得意ではないが、ウィノラ・ライダーに
ぽーっとなって見た覚えがあり、
ラストシーンが印象的で感動し、
その古典ホラーつながりで
今度はフランケンを見てみようと思った。
ちなみに見た日は地下鉄サリン事件の日だった。

IMG_0055

TOHOのシネママイレージに登録しているので
6回見ると1回タダ。
丁度この回がタダになった。ポイント鑑賞¥0。
その特典がイイなと思ってカードを作ったのだが
最近金券ショップの前を通ったら、
この「オリ急」などの前売り鑑賞券が¥1,400で売っていた。
通常¥1,800だから差額は400円。
それが6回分だと、、、、、
ゆうに1回分以上出るではないか、、、、
この世の中いろいろな手段がありますな。

ようやく肝心の映画の話。
有名な原作なのでストーリーは熟知しているので
見どころはブラナーのポワロ役がどうなのかと
ちょっと楽しみにしていた。
ヒゲの量が盛りすぎのような気がするが
TVドラマ版のデビット・スーシェの影響が強いこのシリーズだが
それは、声優熊倉一雄によるところだ。
あの飄々とした立ち居振る舞いの質感は
熊倉さんの声ならでは。
もちろん、ブラナーはそんな飄々とした感じではないが
名探偵にふさわしい強力な演技であった。
車内の内装もなかなか良く再現され、
よりよい雰囲気を醸し出している。
最後の最後、ポワロが事件を解明し
汽車から降りたら軍人?が寄ってきて
「ポワロさん、エジプトのナイル川で事件です」
と言って、急遽エジプトに向かうところで終わった。
これまた40年前に上映され大ブームになった
ナイル殺人事件」(原題:ナイルに死す)の予告かぁ!
と思わせるラスト。
321

確かCMで「決して結末は教えないで下さい!」
というベタなセリフも少し流行った。
この曲も流行ったよなぁ。


続編を思わせるラストなんて名探偵コナンかと思った。
名探偵つながりか(笑)。