帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

初の須田町、日本橋、これまた初の大川越え、 四たびの銀座に歓喜溢るる丸の内、背なで見守る赤煉瓦 2 水門との再会

不安ながら、本番まで1週間。

最後の調整で、荒川右岸の上流をさかのぼり

15kmのRUNを敢行する。

折り返しの7.5kmには荒川と隅田川の分岐点、岩淵水門がある。

以前はよくこの岩淵水門まで走ったもんだが、

ここ10年近くは走ってこなかった。

ここまで行く途中に小さい公園がある。

10kmコースはこのちょい先を折り返すのだが、

大体5kmの中間点でいつお少し休んだりする。

そこには、何世代いたのかわからないが、

野良猫がいつもいる。

この日は2匹がお出迎え。最多で8匹を数えたことがあるw

ただ、野良猫だから人には慣れず、大抵近づくと逃げてしまう。

案の定この時も逃げられたが、その居たところに今日は持ってきた

ちゃうちゅーるをきれいなところを選んでぶちまける(笑)

ちょっと様子を伺うと、すぐにこいつら戻ってきて、

白い一匹がちゅーるにむさぼり始めた。

たくましく生きる野良猫に鋭気をもらって、あっしも先に進む。

鹿浜橋(環七)を越え少し左にカーブする先にそれはある。

だいぶ前のブラタモリでやっていたが、

埼玉秩父を源流に持つ荒川の支流である現在の隅田川は、

その昔、度重なる氾濫に悩まされ、

ここから先の荒川を作って東京湾へ流し込んだ。

隅田川を守るべくここに水門を作って、荒川に水を回すために

できたのがこの岩淵水門。

立派な水門だ。

荒川は今でこそ公式にも「荒川」だが、

あっしが小さい頃の地図を見ると「荒川放水路」と書いてあった。

川ではなく人工的に掘り進めた放水路ってことなのだ。

俄かに信じがたいが、ブラタモリでは、ほぼ人力で掘り薄めたらしい。

今ちょい調べたら、なんと放水路完成からちょうど今年で100年!

 

なるほど、100年前なら人力というのも納得する。

今は上の画像の通り、青く塗られた「青水門」だが、

これは2代目、昭和57年に新しく作られた。

結構デカい! 何度か来ているものの久しぶりに対面したせいか

そこそこ圧倒される。

門の下部をみると土砂が見て取れる。

もちろん水門だけど、稼働している証を目の当たりにすると、

ちょっと怖さを感じる。

青水門を通りすぢると、その先には初代100年前に完成された赤水門。

ちょうどここまで7.5km。折り返して15kmを目指す。

先週の走りとはえらい違いで、スムーズに楽に走れている。

20kmを走ったせいだろうか? グダグダだったけど、

20kmを走ったおかげで、きっとこのいい走りの15kmになっていると

勝手に思い。、自信につなげていった。

この思いがただの虚構、自己満足であったことは

当日の11時くらいまで気が付かなかった(笑)。

 

(つづく)