帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

親がしてあげられる事

前回のブログで、イヤイヤながらも
声優のイベントに連れてけと、
親を頼ってきた下の子には
親としてしてあげられる事として
あんな事でもまだ出来るだけいいのかもしれない。
考えてみれば親が子にしてあげられる事は、
生まれた時は無限にあったが
成長するに連れ今では信じられないくらい
少なくなっている。
まぁ当たり前と言えば当たり前で、
そうじゃないとニートか何かで将来を心配してしまう。
そうは言っても、すこし寂しい。

先週の事、今度は上の子が大学のAO入試を受ける。
受験ほど親が助けられないものはない。
自分の学力、要領が試されるんだから
アドバイスは出来ても親が代わりにという事は出来ない。
いつだったか、娘のために父親が女装して
替え玉受験をし、バレたニュースがあったが、
気持ちは分からなくもない。

それはともかく、前日に「明日は何時集合なんだ?」
「クルマで送ってってやる」と言い。
朝クルマを出して出掛けた。
AO入試だから学科と違って、小論文、面接のみ。
勉強を頭に詰め込んで話しかけてはいけない
と言う感じでもないから、
面接のやりとりを行く途中でアドバイス
(いまさら、、、泥縄だぁ)
大学の近くまで来て、
普段あっしが持っているお守りを手渡す。
受験で親がしてあげられる最後の事だ。
「まぁ頑張れ、ユー!やっちゃいなよ!」とクルマから降ろし、
上の子は歩き出す。
親がしてあげられるのは歩数を少なくする事だけか、、、
と、妙に無力さを感じて視線をその先に。
視線の先には大学の門。
ズラッと受験生がまだ中に入れないのか
列をなして待っている。
結構な人数だ。
これを見ただけでも自信が薄れていく。
まぁ、なるようになるか、、、、

試験が終わって様子を聞いたところ
あっしのアドバイスが効いたのか(笑)、
面接はかなり良かったそうだが、
小論文が最後のところで書き直ししてたら
時間切れで終了になってしまったそうで、
ヤバイと言ってた。
口には出さなかったが「無理かな?」と思った。
「ユー!やっちゃったよ!」

そして約一週間経った昨日。
結果が到着。

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合格!
まぁ、大学全入時代を迎えて久しい。
学校も定員確保に必死な状況で、
入りやすいのは分かっていた。
それでも、それでも、嬉しい。
あっしの大学受験は推薦で落ちて
一般で受かるという離れ業だったが、
AOは推薦ではないものの年内に決まるという
親がなし得なかった事をやってのけた。

いよいよ春から大学生。
親がしてあげることがまた一つづつ無くなっていく。