帰ってきた!いけちんのずれずれ草

12年間続いた、ずれずれ草が帰ってきた!

ポニョ~ひまわりの家

ちょっと前だが映画「崖の上のポニョ」を見た。
もちろん子らとだが、公開1週間くらいだったか
満員に近い状態だった。
ベネチアだかどこかの映画祭で
今や絶賛されているらしいが、
私としては設定はともかく、あまりにも
荒唐無稽な話にはついていけない。
まぁ、別に何でも構わないのだが、
映画ではなく音楽にちょっと感動した。

見た人は分かると思うが、
主人公の少年の母親がつとめる老健施設がある。
デイサービスセンターだろうか?
その名称が「ひまわりの家」。
サントラには入っていないが、
サントラではなくポニョのイメージアルバムCDを
借りてきた。
サントラCDを借りようと思ったのだが
残念ながらレンタル中。
その代わりのイメージアルバムの最後の曲
「ひまわりの家の輪舞曲」という歌がある。
これが凄く良い。
サントラには入っていないと言うことは、
映画の中では流れていないと思うのだが…
(何故はっきりしないかって?映画のラスト寝てしまった。)
それはともかく、この曲の詞に感動する。
「ひまわりの家」の利用者のおばあさんの
気持ちを歌ったのだが、

お迎えはまだ来ないから
もう一度歩きたい
そしたら、思いっきり部屋を掃除したい
食事を作りたい、洗濯をしたい
散歩したい

などなど正確な歌詞はともかくこんな事を歌っている。
私の老人に対する見方がちょっと変わった。
なぜなら、私も年を取り
車いすであまり動くことが出来ないとしよう。
そうしたら、恐らく旅行へ行きたい、
温泉に行きたい。観光したい。
などと考えるのが普通だと思っていた。
それが、掃除、洗濯、炊事、買い物。
普通の事じゃねぇか。
結局老人たちは普通のことがしたいんだ。
ということに気づかされ感動した。
先日NHKでポニョの制作過程を追った
ドキュメント番組があったが
久石譲さんから送られたこの曲を
宮崎駿がポニョの制作中に聞いていたら
涙を流していた。
母親のことを思い出してのことらしいが
私も本当に感動した。
介護をする家庭の人、
その仕事の人、
もちろん被介護者本人の
癒される代表歌になるような気がした。

それはそれとして、
阪神どうなっちゃうの?