下の子の動物熱は留まるところを知らない。
荒川遊園の動物エリアのお世話係募集に
応募したのが夏休み。
3日間だかの係を終えても
「いつでも来てね」という本気だか
社交辞令だかわからない言葉を真に受け、
休みの日でヒマだと一人で世話をしに行く。
また、図書館に行ったと思えば
とにかく動物の本ばかり。
それも、その中には子供向けの
読み物もあるにはあるが、
専門的でそれはそれは高度な学術書まで借りてくる。
それを、全部でないにしろ
興味のある部分は読んで
どういうわけか単語帳に記録する。
暗記しようという努力?
我が子ながら感心せざるを得ない。
そして、二言目には「動物園に行きたい!」
仕方がないので行ったことのない
動物園をこの秋から行ってみた。
まずは10月。
以前から気にはなっていたが
横浜のズーラシア。
結構広くてオープン当初人気者だった
珍しいオカピが売りだったような気もしたが
今じゃ上野にもいてそれほどでもない
行った人からよく聞いたのは
「あそこは人が動物を見るのではなく、
動物から見られるような造り」
確かに極力檻(おり)などに閉じこめる
感覚ではなく、ある程度自然に近い状態での
展示を目指していると聞いたことがある。
だから動物によっては隠れて
人から見えない位置にいるケースもある。
クマらしい
この日あろう事か偶然にも
勤め先の社員に遭遇。
ちょっと離れたところから手を振るも
向こうは最初はわからなかったようで、
それもそのはず
度付きサングラスをかけ、
目深にキャップをかぶっていたあっしを
わかろうはずもない。
「変な人がこっちを見て手を振っている」と
思ったそうな。
子の自慢話になってしまうかもしれないが、
園内の移動バスを待っていて、
乗るバスがやって来た。
バスの横っ腹には象だのライオンだの
イラストが描かれている。
それをみて、
「あ、★★★★だ!」と、のたまわった。
(何て名前か覚えていない)
一般人から見れば
被捕食動物であるシカでしかないのだが、
子にはちゃんとした固有名詞が
すぐに出てくる。
「だって横に筋が何本かあるでしょ」と
エビデンスまで披露。
「本当か~?」と半信半疑のあっしも
帰ってから図鑑を見るとバスのイラストの
その特徴やらがぴったり合致する。
しかもというか、当然というか
このズーラシアにも展示されていたらしい。
負うた子に教えられるとはこの事か。
続いて11月、都内で唯一動物科がある
世田谷のE高校の文化祭に行ってきた。
(動物園ではないけど)
受験までまだ3年もあるに
本人はとりあえずここを希望している。
3年後の受験生下見第一号かもしれない。
文化祭の演し物としていろいろ面白くやっていた。
お決まりの動物ふれあいコーナー。
知る人ぞ知るウサギのレッキス。
肌触りでは最高ランクだ。
以前ウサギを飼ってたから
そのくらいはわかる。
一番面白かったのはドッグレース。
一位を予想して
当たるとお菓子がもらえる。
やっぱり動物好きはわかるのか
ウチの子は見事当ててお菓子をゲット!
(左の犬が勝ちました)
有馬記念も絶対予想させるつもりだ。
ここの高校生を見るに
やりたいことやっているからか
羨ましいほど、みんな顔が生き生きしていた。
4年後の文化祭にはウチの子は生き生きして
ここにいるのだろうか?
(つづく)