先週のこと、東野圭吾原作のマスカレード・ホテルの
映画が公開になった。
ブログにはどうやら書いて無かったが
もう数年前だが原作を読んでみた。
考えてみたら、東野作品は初めて読んだ作品。
って言うより、その後は読んでいないので
読んだことのある唯一の作品。
映像化が先行しすぎてしまっているので
あんまり後追いで読む気にはなれず、
そのままにしてしまっている。
ガリレオや新参者などシリーズ化が多いだけに
めんどくささもある。
この作品は本屋に平積みになっていたが、
特にシリーズ化していたわけでもなく
興味をそそられたので買ってみて読むことに。
これが結構面白かった。さすが東野作品。
昨年映画になるというので、楽しみにしていたが
主役がなんとキムタク。
「ちょっと待てよ」しか言えない役者が何なんだよ、、、
もっといいのがいるだろぉに。
まぁそこは見ないつもりで(笑)、公開翌日に早速見に行った。
結果面白かった。
あの方の鼻につく嫌味のある演技は
「ちょっと待てよ」と言いたいがw
東野作品は前述の通り、原作はこれしか読んだことなく
作品の性格性もあるが、
恐らくかなり原作のまま再現されていると思われる。
もうだいぶ前だから細かいところは忘れていたが、
ストーリーも映画を観ながら思いだしてきたので、
大体は本の通りでないかと思う。
原作にもあったが、
「ホテルに来る人々は、お客様という仮面を被っている」
だから、タイトルもマスカレード(仮面舞踏会)になっている。
仮面を守ろうとするホテルマンと剥ぎ取ろうとする刑事。
職種からすれば対極にある二人の対峙が
原作にもこの映画にもイイ表現で描かれていた。
笑ったのは、元AKBの敦っちゃんと
その結婚したお相手の勝地涼の共演。
ホテルで式を挙げる敦っちゃんと、
そのストーカーに扮する役だから笑っちゃう。
さんまもエキストラで出ていると言うことだったが
発見できずじまい。まぁどうでもいい。
公開翌日とあって、一番前の席が空いていたくらいで
ほぼ満席。
東野ファンと思しき方々、特に年配が多かった気がする。
キムタクファンは特に目立っていなかったのが幸いだ。
忘れていても犯人は大体分かっていたので、
驚きも何もないが、よくできている。
昨年見たラプラスの魔女よりは原作も映像もいい出来だ。